台湾農業部 農業科技司の訪日研修の一環として、2026年3月5日、台湾農業関係者による訪問団が筑波大学つくばキャンパスを訪れ、T-IRRCを見学しました。本訪問は、農業分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)およびGX(グリーントランスフォーメーション)に関する取り組みを中心に、日本の研究現場での実践例を参照することを目的としたものです。
訪問団は、台湾農業部 農業科技司および情報司の幹部をはじめ、研究機関、関連行政機関、民間農業企業の関係者など、計31名で構成されました。農業技術政策、スマート農業、知的財産管理、農業データ活用など、異なる立場・専門分野の参加者が集まりました。
T-PIRCセンター長の福田直也教授より、T-PIRCの設立背景や研究・教育活動の概要について説明が行われました。続いて、T-PIRC農場において、Tofael Ahamed准教授の案内のもと、実証フィールドや関連設備を見学し、研究と実践を結びつける取り組みについて紹介が行われました。
その後、Tofael Ahamed准教授の研究室を訪問し、農業分野におけるデータ活用や先端技術を用いた研究の進め方について説明が行われました。見学後にはディスカッションの時間が設けられ、台湾側からは、自国での技術導入や政策展開を想定した具体的な質問や意見が寄せられました。
今回の訪問では、研究フィールドの運営や実証研究の進め方を中心に、政策・研究・産業それぞれの視点から意見交換が行われました。T-PIRCで紹介された取り組みは、台湾側が進める農業DX・GXに関する検討において、研究現場の具体的な事例として共有されました。


