秋の実習特集 ― 生物資源生産科学実習Ⅱ(A班・B班)

2025年10月23日、T-PIRC農場で生物資源生産科学実習Ⅱが行われました。A班は畑で作物の収穫、B班はハウスで鉢物管理を体験し、作物生産と園芸管理の両面から学びを深めました。

A班:畑での収穫 ― サツマイモとラッカセイ
秋晴れの空の下、A班はサツマイモとラッカセイの収穫を行いました。
サツマイモは、春学期の実習で3通りの植え方で栽培したイモを丁寧に掘り起こし、スケッチを通して、植え方によるイモの形や根の張り方の違いを確認しました。収穫した品種は「ベニアズマ」で、選別後、学内のカスミで販売されます。
続いて、ラッカセイ(品種「千葉半立」)を収穫しました。株を引き抜き、土を払い、地下部を上にして重ねます。通常ならばこのまま圃場で乾燥させるのですが、最近は獣害が著しいため、運搬車に積んでビニルハウスに収容しなければならず、学生は苦労していました。

B班:ハウスでの鉢物管理 ― 鉢上げ・鉢替えの技術習得
同日、B班はハウスで鉢物管理の実習を行いました。
ゴールドクレストとベンジャミンの鉢上げ、シクラメン・ペペロミア・クロトンの鉢替えを実施。学生たちは、根の状態を確認しながら適切な鉢サイズを選び、培養土の扱いや植え替えのポイントを学びました。
鉢物管理は、植物の品質維持や商品価値を高めるために欠かせない技術です。実習を通じて、学生たちは園芸植物の生育環境を整える専門知識を身につけました。

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