2025年10月31日、マレーシア・サラワク州からの公式使節団が、つくば植物イノベーション研究センター(T-PIRC)を訪問し、最新のスマート農業技術に関する視察を行いました。
今回の訪問は、サラワク州の食料産業・一次産品・地域開発省(MFICORD)によるもので、スティーブン・ルンディ大臣を団長とする9名の代表団が参加し、スマート農業、機械化、IoT、ハイドロポニクスなど、先進的な農業技術の導入に向けた知見を深める目的で視察されました。
まず、福田直也センター長より歓迎の挨拶があり、T-PIRCの研究活動や国際連携の取り組みについて紹介されました。福田センター長は、「本センターの技術が、サラワク州の農業発展に貢献できることを大変光栄に思います」と述べ、今後の協力関係に期待を寄せました。続いて、加藤盛男助教よりT-PIRCの概要説明が行われました。
その後、トファエル准教授による農場内の各種スマート農機について詳細に説明があり、代表団のメンバーは、これらの技術に強い関心を示し、活発な質疑応答が行われました。
トファエル先生の研究室も特別に視察していただき、現在進行中のプロジェクトや、学生たちの研究成果が紹介され、研究内容に強い関心を寄せながら、熱心に耳を傾けていました。
T-PIRCでは、こうした国際的な交流を通じて、農業の未来を支える技術と知見の発展に努めていきます。
